寝屋川市が市立学校の「小中一貫校設置実施計画」に関する素案をこのほど発表しました。
この素案は2005年度から進められてきた義務教育の小中一貫校化の取り組みを次のステージへと強化するというもので、義務教育の質を更に高める狙いがあるそうです。
一部の学校では統廃合も進められるなど大規模な計画になっており、2022年度以降の市の教育方針などが示されています。
①第四中学校以外の校区
第四中学校以外の校区では、財政負担や地域特性などの観点から現在の小中学校の校舎を活用する施設分離型の小中一貫校化を進める計画です。
スケジュールは以下のようになっています。
・2017年4月:実施計画、建設計画の設計・検討開始
・2022年4月:小中一貫校化
体制、制度等を含めた小学校と中学校の一体化を進めるとのことです。(将来的に学校施設の整備を行うことになった際には、学校規模の適性などを考慮したうえで様々な角度から検討を行う予定。)
1学年100人程度と少ない第四中学校の校区(東寝屋川駅周辺)では、1~9年生が同じ校舎で学ぶ施設一体型の小中一貫校にする計画です。
明和小学校、梅が丘小学校、第四中学校のうち、最も敷地面積の広い現在の明和小学校の場所に新しい学校を建設します。
スケジュールとしては以下のように予定しています。
・2017年4月:実施計画、建設計画の設計・検討開始
・2019年4月:明和小学校を第四中学校の敷地内に仮移転。校舎の解体工事を開始。
・2022年4月:明和小学校の敷地に小中一貫校を開校
2016年度から文部科学省により制度が始まった義務教育学校への移行についても検討するとのことです。
これらの素案については寝屋川市の公式ホームページで詳しく発表されており、2月9日まで意見を提出することができます。(有資格者:寝屋川市在住、勤務、通学者など)
寝屋川市の将来に関わることであるだけに、パブリックコメントについて関心のある方は要チェックです。
※「ポットマン」さん、「abc」さん、情報提供ありがとうございました!