淀川に架かる鳥飼仁和寺大橋の無料化が当初の予定より10年間延期され、2027年となることが分かりました。
管理者の大阪府道路公社が発表したもので、交通量が計画時の見込みよりも少ないため、設定されていた30年(1987年2月~2017年2月)の有料期間では建設費用(約100億円)が償還できないことに伴う措置です。
※2014年3月撮影
朝日新聞の記事によると、交通量は見込みの半分程度(約1万台/日)にとどまっていて、40年間に延長しても50億円以上の債務が残るそうです。その場合も再延期せずに未償還のまま無料化される予定です。
※2016年11月撮影
※2016年11月撮影
現在鳥飼仁和寺大橋を渡るのに必要な通行料は100円(乗用車)で、割高感が利用の低迷につながっています。
※2014年3月撮影。増税後の大型車Ⅱは370円。
実際に鳥飼仁和寺大橋が無料解放されると、寝屋川市民にとってのメリットは大きいとみられるだけに、延期が決まったのは残念ですね。
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