京阪枚方市駅前の近鉄百貨店があったところに「枚方T-SITE」という商業施設が開業しました。
枚方T-SITEは、レンタルビデオや本屋としてお馴染みのTSUTAYAが核店舗となる商業施設で、43店舗が入居する「ライフスタイル百貨店」をコンセプトにしています。
東京の代官山などにあるタイプのTSUTAYAが関西に初進出したという点が注目されているらしく、「寝屋川市の情報サイトが取り上げる価値のあるところなのか?」という面も含めて、様子を見に行ってきました。
各フロアの構成は、以下の通りです。地下1階のフードマーケットは夏ごろの開業を予定しています。今回の記事では1階から順番に説明していきますね~。
入口の左にあるスターバックスのテイクアウト専用窓口を横目に、中へと入ります。
1階は、食マルシェのフロアです。エスカレーター横の小さな蔦屋書店(料理本コーナー)の奥に、パンケーキのお店やカフェなどが並んでいます。本屋やカフェ、ディスプレー用の本が並べられた通路などが入り混じり、文字通り市場を歩いているみたいです。
2階はエンターテイメントのフロアで、主にTSUTAYAのレンタルビデオやセルCDを扱っています。TSUTAYAの周りにはレストランやアップル製品の販売店などが隣接し、単なるTSUTAYAではないという雰囲気は1階と同じです。吹き抜けの割合も多く、1フロア当たりの面積は寝屋川市駅前のイズミヤより狭く感じました。
※2階の出っ張っている部分がレストラン
3階は、BOOK & CAFEのフロアになっています。枚方市駅から南口バスロータリーに架かる歩道橋やサンプラザ3号館からの歩道橋を渡れば、直接アクセスできるようになっているのが特徴です。
本や文具、筆記具を扱うゾーンで、本屋の真ん中にスターバックスがあります。奥には眼鏡店や旅行代理店も。こちらのフロアも他業種と融合し、単なる本屋ではないという感じです。
4階は、暮らしと美容のフロアです。毎日の暮らし市というマルシェをはじめとして、アパレルや化粧品店、ビューティーサロンの専門店などが入居しています。
暮らしと美容に関する本を集めた本棚も設置されていて、4~5階の壁一面が本棚(おそらくディスプレー用の本)になっている様子には驚きました。
5階は、「子どもと学び」のフロアです。TSUTAYAの児童書コーナーの周りに子供用衣料品店や雑貨店などが並び、子供のいる方にとっては重宝しそうです。(マルシェがメインの4階と違って、こちらの階は蔦屋書店が核という感じでした。)
6階は三菱東京UFJ銀行、7階はりそな銀行の枚方支店となっています。
銀行は近隣のビル(下の写真)の1階などから移転してきたもので、大型商業施設の上階にメガバンクがあるケースは珍しいのではないでしょうか。
各銀行の外観もT-SITE仕様のものとなっていて、Tポイントが使用できないなどの制約を除けば、すっかりマッチしているようです。
その上の8階は、レストラン街。テラス席が設けられていて、枚方市駅前を一望できます。
~まとめ~
1~8階を回遊してみた感想としては、各階ともにTSUTAYAと色々な業種が融合し、スマホアプリとも連動するなど、新しいタイプのお店であることが分かりました。寝屋川市内にはないタイプのお店で、ライフスタイル百貨店を楽しみたい方は、行く価値がありそうです。7から25時まで営業しているというのも、魅力的な要素の1つだと思います。
その反面、単純に本の品ぞろえなど大型店舗としての実用的な機能を求める方は、大阪市内まで出た方が良いと感じました。駅前の狭い立地なので、店舗の規模としてはくずはモールやイオンモール四條畷にも負けていると思います。(実際に枚方T-SITEの運営側としては、半径2km以内に住むTポイントカード所持者を強く意識しているようです。)
この記事の内容の大半は筆者の個人的な感想に過ぎないので、どんな商業施設かを知りたい方は一度行かれることをオススメします。
以上、長文失礼いたしました。
【地図】
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※「ひろき」さん、情報提供ありがとうございました!