前から気になっていたのですが、寝屋川市には東側に飛び地があります。
飛び地とは、行政区画の一部分が地理的に離れた場所にある現象のこと。寝屋川市には、この1か所しかありません。(市南部の堀溝・河北地区は突き出ているだけで飛び地ではない。)
地図で見る限り、寝屋川市の飛び地は池で人が住んでいなさそうな印象を受けます。一体どんな秘境なのでしょうか。
そんな飛び地をこの目で確かめるべく、実際に現地まで行ってみました。飛び地は、交野市星田と星田西に囲まれた所にあります。住所は寝屋川市打上元町。
とりあえず飛び地のある星田西5丁目付近へ向かうべく、もち吉やマクドナルドのある所から東へ坂を上っていきます。
「コモンシティ星田 ふれあいプラザ」前に到着。その交差点を右に曲がります。
洒落た住宅街をしばらく進むうちに、星田西体育館という施設が左側に見えてきました。
しかし、この辺りにあるはずの池が見当たりません。一体どこにあるのでしょうか。
すると、川幅が広がって池のようになってきました!もしかしてここが寝屋川市の飛び地でしょうか。
遊歩道が水辺のテラスとして整備された所になるなど、だんだんと秘境の雰囲気ではなくなってきます。
記念碑によると、この池の名前は久保池。
住所は確かに「寝屋川市大字打上二番地」と書かれています!(住所変更で現在は打上元町になっています。)
ついに寝屋川市の飛び地にやってきました!
久保池は大昔に下流の打上村のために作られたものらしく、久保池が飛び地になっているのも、そのことと関係しているようです。
堰堤の下流側は、グラウンド(リニアパーク南公園)になっています。
グラウンドの横にある、これは…!星田西体育館(ふれあいホール)の建物ではありませんか!
やっと謎が解けました。池は体育館のすぐ裏側にあったのですね。
飛び地は山に囲まれた秘境の様な場所を想像していたのですが、飛び地にある久保池は公園とセットで整備されていることが分かりました。
周囲は新興住宅地になっています。
寝屋川市民でも簡単に行くことができるので、興味のある方は一度行ってみてください。
【地図】久保池
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