大正から昭和30年代にかけて寝屋川市内を蒸気機関車(SL)が走っていたみたいです。
淀川の堤防を築く工事で土取場から淀川まで線路が敷かれ、SLが引くトロッコ列車が土を運んでいたというもので、淀川資料館で期間限定の企画展が実施されていると聞き、その様子を見てきました。
淀川資料館は国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所(枚方市新町)の隣にあります。
今回許可をいただき、その様子を撮影させていただきました。
説明のボードによると、淀川では1917(大正6)年の大洪水を受けて、堤防の嵩上げや川の浚渫などが行われたそうです。
1920(大正9)年から1932(昭和7)年までに掘削機および機関車は大量の土砂を運搬しました。明治期に導入された20t型機関車に加えて、3〜5tの小型機関車も活躍したのだとか。
寝屋川市では以下のルートで線路が引かれ、三井の山の土砂が河川改修に使われたみたいです。
昭和に入ってからはトラック輸送が徐々に増加したということですが、昭和30年代までSLが走っていたというのは興味深いですね。
企画展の開催期間は、12月6日(日)まで。開館時間は10〜16時です。
入館料は無料なので、関心のある方は展示物を生で見てみてください。
【地図】淀川資料館
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