京阪が近鉄とのIC連絡定期券の発売範囲を12月8日(火)から拡大すると発表しました。
Osaka Metroを経由する経路が新たに発売されるほか、現行の京橋駅・鶴橋駅接続(京橋駅〜鶴橋駅はJR西日本)、丹波橋駅接続ともに近鉄側の適用範囲が拡大されるとのことです。
概要は、以下の通りです。
(1)新たに発売する経路(接続駅)
・京阪(天満橋)〜Osaka Metro谷町線(天満橋〜谷町九丁目)〜近鉄(大阪上本町)
・京阪(天満橋)〜Osaka Metro谷町線(天満橋〜天王寺)〜近鉄(大阪阿倍野橋)
・京阪(大江橋・淀屋橋)〜Osaka Metro御堂筋線(淀屋橋〜天王寺)〜近鉄(大阪阿倍野橋)
※上記3経路については京阪でのみ発売
(2)発売する範囲を拡大する経路(接続駅)
・京阪(京橋)〜JR西日本(京橋〜鶴橋)〜近鉄(鶴橋)
・京阪(丹波橋)〜近鉄(丹波橋)
(1)〜(2)を順番にご説明いたします。
(1)新たに発売する経路について
現在京阪から近鉄(奈良線・大阪線・南大阪線)にIC連絡定期券で乗り継ぐ場合、JR大阪環状線(京橋〜鶴橋・天王寺)経由しか選べませんが、12月8日(火)からOsaka Metro谷町線(近鉄南大阪線は谷町線、御堂筋線)経由の選択も可能になります。
運賃を比較すると、以下の通りです。
<京阪寝屋川市駅〜近鉄河内花園駅の料金比較>
・JR大阪環状線経由:690円(1か月通勤定期券:2万4540円)
・Osaka Metro谷町線経由:750円(1か月通勤定期券:2万8940円)
<京阪寝屋川市駅〜近鉄河内松原駅の料金比較>
・JR大阪環状線経由:710円(1か月通勤定期券:2万5930円)
・Osaka Metro御堂筋線経由:800円(1か月通勤定期券:3万0490円)
・Osaka Metro御堂筋線経由:800円(1か月通勤定期券:3万0810円)
※乗換案内で独自に試算
運賃はJR西日本に軍配が上がりますが、京阪から近鉄南大阪線に乗り継ぐ際の所要時間は両社とも同等(大阪環状線と谷町線の場合)のようです。
(2)発売する範囲の拡大について
連絡定期券の発売範囲は現在、京橋・鶴橋経由が大阪府内(石切、大阪教育大学前以西)、丹波橋経由が近鉄京都線、奈良線(大和西大寺〜近鉄奈良)となっていますが、これが奈良県内の他の地域にも拡大されます。寝屋川市内から奈良県内に通勤している人は1枚で行ける範囲が広がり、便利になるのではないでしょうか。
発表について詳しく知りたい方は、京阪の公式ホームページ(pdf)をご覧ください。
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※「7Nan」さん、情報提供ありがとうございました!