高柳1丁目の「JA九個荘」で「飲めるご飯」の自販機が置かれているのを見つけました。
最初はコカコーラの自販機かと思ったのですが、よく見るとこれまでに見たことがないような製品が売られていたので調べてみた次第です。
※仁和寺方面を向いて撮影
自販機のボディに「第34回関西発明大賞」受賞と書かれていますね。
詳しい説明もありました。それによると、この製品は水道・電気・ガスの供給がストップした阪神・淡路大震災の体験から生まれた非常食です。
災害初期段階は水分がないと食べづらいビスケットや乾パン、加熱が必要なインスタント食品が不向きなのに対し、この製品は水も火も必要なく、水分と栄養を同時に摂ることができるそうです。
味は子供や高齢者にも飲みやすいように「梅・こんぶ風味、ココア風味、シナモン風味」の3種類(全て280円)が用意されていました。(アレルギーにも配慮済み)
興味深かったので、実際に「梅・こんぶ風味」を購入してみることに。
購入してみると、冷えた缶が出てきました。4年以上常温で長期保存ができる設計となっているにも関わらず、冷えた状態ですぐに飲めるように配慮されていて嬉しいです。
中身をコップに注ぐと、どろっとした茶色い流動食が出てきました。
ご飯粒のようなものは入っておらず、甘さが特徴の味も通常のご飯とは全く異なるものでした。
味は普通のご飯やビスケット類に軍配が上がりそうですが、災害時に水分と栄養を同時に摂取できるものとしてはアリかもしれません。
【地図】
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