寝屋川市が既存の公共交通網(路線バス、タウンくる)でカバーできない地域の利便性を確保するため、第3の公共交通機関として「ねやがわ乗り合いワゴン」を10月20日(金)、試験導入しました。
70歳以上の高齢者、妊婦、身体障害者の方が運転手に電話すれば無料で利用できる(宅配便の再配達を依頼するのに近い。事前登録・予約不要)のが特徴で、自宅から地区内のスーパー、既存のバス停(成田地区:成田山不動尊前、仁和寺地区:仁和寺、河北地区:河北など)、病院などを結びます。(既存のバス路線と競合しないような形です。)
※資料写真(仁和寺バス停)
急な坂や狭い道が多い3地区で実験運行が始まるのを記念して、午前8時20分から寝屋川市役所本庁舎正面入口前で出発式が行われました。
主な出席者は、市長(最前列左)、市議会議長(同左から2番目)、副市長、運行会社の人、地元の地域協議会の代表などです。
はじめに広瀬慶輔市長が挨拶を行いました。
挨拶の内容は寝屋川市の現状と未来について触れたものでした。
・寝屋川市はかつて人口増加日本一を経験し、近年は高齢化が進みつつある。
・10年後に備えて毛細血管のような第3の交通機関を試験導入した。
・乗り合いバスは買い物や遊びに行く際の移動など、様々な活用方法が考えられる。
・これから使いやすいようにしていくので、皆さんにはぜひ利用していただきたい。
続いて北川光昭市議会議長も市議会議員を代表して、関係者や3地区の住民に向けて挨拶を行いました。
その後盛大にテープカットが行われると、拍手が巻き起こります。
このようにして式典が終わると、3台のワゴン車(日産・セレナのe-power)は各地域へと発車していきましたよ。
乗り合いワゴンの運用時間は平日の6時間(9時30分~12時30分、14時~17時)です。(詳しい利用方法は寝屋川市の公式ホームページをご覧ください。)
実験期間は2020年3月31日まで。利用実態を踏まえて2021年4月の本格運行(他地域への拡大も検討課題)を目指すとのこと。
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※「7Nan」さん、情報提供ありがとうございました!