寝屋川市が導入予定の3事業を公表。~乗り合いワゴン、完全フレックスタイム制・再チャレンジ制度、緊急時自主登校園制度~

寝屋川市が「令和元年度9月市議会定例会」を前にして、導入が検討されている新しい事業について公表しました。

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※資料写真(寝屋川市役所)

5月に就任した広瀬慶輔市長の独自色が出た?事業で、定例会で関連する条例の改正案などが提案される模様です。

主な事業は、以下の3つです。

①「乗り合いワゴン」の実験導入

②完全フレックスタイム制・再チャレンジ制度の導入

③緊急時「自主登校園制度」の導入

1つずつご紹介いたします。


①「乗り合いワゴン」の実験導入

高齢化が進む寝屋川市内には小型のコミュニティーバス(タウンくる)でもカバーできない不便な地域があることから、既存の公共交通網(路線バス、タウンくる)を補完する第3の公共交通機関として「乗り合いワゴン」の導入が検討されています。

70歳以上の高齢者、妊婦の方が運転手に電話すれば無料で利用できる(宅配便の再配達を依頼するのに近い)のが特徴で、自宅から地区内のスーパーや既存のバス停(成田地区:成田山不動尊前、仁和寺地区:仁和寺、河北地区:河北など)、病院などを結びます。
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※資料写真(仁和寺バス停)

2021年度の導入に先立ち、2019年12月20日から2021年3月31日まで上記の3地区で実験運行が行われる予定です。

時間は平日の6時間(9時30分~12時30分、14時~17時)で、実績を踏まえて2021年4月の本格運行(他地域への拡大も検討)を目指すとのこと。

②完全フレックスタイム制・再チャレンジ制度の導入

働きやすい、優秀な人材を確保できる市役所を目指すために、10月から完全フレックスタイム制と再チャレンジ制度が導入される予定です。

フレックスタイム制は2018年9月~11月に試験実施された時差勤務制度を発展させたもので、全ての常勤職員が1か月の総勤務時間の範囲内で、日々の出勤・退勤時間や働く長さを自ら設定できるのが特徴です。

コアタイム(必ず働かなければいけない時間帯)なしで働くことができ、職員のライフスタイルに合わせた働き方を設定できると期待されています。

また再チャレンジ制度を導入することで、様々な理由(育児、介護、民間企業での勤務など)で一度退職した人を復職しやすくすることも進めます。これにより公務員以外にも関心を持つ多様な人材の確保が図れるということです。

③緊急時「自主登校園制度」の導入
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※資料写真(本文と直接の関係はありません)

子供達の安全を確保する、働く保護者の負担を軽減するため、学校を臨時休校する可能性がある(突発的な自然災害、事件・事故などが発生した時)場合、基準上は臨時休校にするかどうか不確定な段階であっても市立小中学校・幼稚園・保育所で子供達を受け入れる「自主登校園」制度を導入します。

臨時休校になる前の段階で「自主登校園」の判断を下すことにより、保護者が出勤しやすくなる(「臨時協休業になるか分からないから出勤できない」、「子どもを家に残したまま出勤する」ような事態を防げる)ということです。

寝屋川市独自の3つの事業が実際に導入されれば、利便性の向上などが期待できそうですね。

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