寝屋川市が4月に旧明徳小学校(2005年3月閉校、寝屋川団地内)の校舎を活用して「総合教育研修センター」を開設します。
4月の中核市移行後に市の研修業務が拡大する(これまで一部の研修は大阪府が実施していました)のに対応した施設で、現在の教育研修センター(池田第二幼稚園の跡地)よりも広い敷地が特徴です。
新しい施設は全ての教職員研修を行うだけでなく、教育相談・教育支援、英語村(英語力向上の取り組み)などの拠点としても使用されます。
今回の記事では開設に先立って行われた開設記念式典の様子をお伝えしたいと思います!
改修工事が行われて綺麗になりました。グラウンドを駐車場として利用できます。
中に入ります。
時間になると、式典が始まりました。
はじめに北川法夫市長が挨拶します。4月から中核市へと移行することにより、市が一貫して全ての教職員の研修を行うようになることや、3つの柱(後述)を主な業務としていることなどをアピール。
続いて板東敬治市議会議長が来賓の代表として祝辞を述べ、子供の生きる力を育むためには優れた教員の育成が必要なことや、安心して子育てできる環境を作るための施設になることについて触れておられました。
続いて出席者や来賓(市議会議員、府議会議員など)の紹介です。1人ずつ名前が呼ばれて起立します。
後ろから見て主に右側が政治家などの来賓、左側が主催者や教育委員、地元の関係者の並びでした。
事業の柱となるのは、以下の3つです。
①研修・研究
・大阪府から権限移譲される法廷研修等を含め、小中一貫教育の推進など、市の特色や方針を踏まえた研修実施による教職員の資質向上
・カリキュラム、指導方法、評価方法等について調査研究活動の実施
・教職員、保護者、市民が市の教育の方向等を共有する教育フォーラムを実施
②教育支援(教育相談)
・不登校児童生徒を支援する登校支援教室・学生相談員派遣の実施
・学校生活、教育や子育ての様々な悩みや相談に応える教育相談や教育相談連続講座を実施
③英語村
・5歳児、小学生、中学生が複数の外国人英語講師と英語だけで過ごす英語村を実施
・英語村への参加を通した教職員の授業力向上
この3本の柱を軸に、市内外の教育機関と連携・研究・交流する施設としても機能するみたいですよ。
概要の説明が終わると、くす玉割りが行われました!寝屋川公園駅の駅名改称式の時のようなトラブルは起きず、無事割れて良かったです(笑)
式典が終わると、館内の見学が行われました。一部の部屋を4階から順番にご説明します。
2教室分の広さがある大研修室には、100人ぐらいの人が集まれそうです。
続いて3階に移動します。3階は英語ルーム(3教室)のほか、プログラミングの研修などに対応したICT教室がありました。
大阪府から権限が委譲されることにより、市独自の教育施策に応じた研修なども行いやすくなりそうですね。
2階の奥にあるのは、教科書や教育関係の図書が置かれた図書室です。
2階の並びにある応接室は元校長室、事務室は元職員室ですね~。
2階には登校支援教室などもありました。学校に通いたくても通うことのできない子供を支援します。
1階には学校沿革記念資料室やいきいき教室などがある様子でしたよ。
というわけで、総合教育支援センターの紹介は以上になります!この施設を活用することにより、寝屋川市の教育水準が高まると良いですね。
【地図】
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