寝屋川市・四條畷市・イオン株式会社の3者が、双方の資源を有効に活用した協働活動を推進し、一層の地域の活性化及び市民サービスの向上を図るため「包括連携協定」を締結しました。
この協定は両市にまたがるイオンモール四條畷(2015年10月開業)を核とした取り組みを更に進めていこうというもので、9項目にわたる幅広い分野でより緊密な連携を図ります。
(1)市政情報の発信・PRに関すること
(2)地域の安全・安心に関すること
(3)子育て・教育・青少年育成に関すること
(4)高齢者・障がい者への支援に関すること
(5)健康増進・食育に関すること
(6)文化・スポーツの振興に関すること
(7)環境対策に関すること
(8)産業振興に関すること
(9)その他地域の活性化・市民サービスの向上に関すること
協定の締結式が2月15日(金)にイオンモール四條畷内で行われ、3者の首脳らが集まりました。
自治体側の出席者は、両市の市長と副市長、マスコットキャラクター。
イオン側はイオン株式会社、イオンリテール株式会社近畿カンパニーの取締役らと電子マネーのマスコットキャラクター「ワオン」です。
3者の代表が挨拶で触れた点を一部紹介すると、以下の通りです。
・今春に東寝屋川駅が寝屋川公園に改称されたり、中核市に移行したりするなど、寝屋川市は歴史的な転換点にある
・今回の協定締結により、市民サービスの向上につなげ、定住促進や「住みたいまち寝屋川」を実現していきたい
②東修平四條畷市長(2年前に28歳で当選!出席していた女性の副市長も30代!)
・イオンと自治体の包括連携協定は数多くあるが、3者によるものは聞いたことがない
・四條畷市は昨年転入者が増加した
・今回の協定締結により、一層の地域活性化策を知恵をひねりながらやっていきたい
③後藤俊哉イオンリテール株式会社専務執行役員近畿カンパニー支社長
・地元とはイオンモール四條畷の開業前からお世話になるなど、良好な関係が続いている
・今回の協定締結により、イオングループを挙げて更に地域に密着した運営を行っていきたい
イオンモール四條畷と自治体はこれまでも「乳がん検診を行う」、「寝屋川市民がマイナンバーカードの発行をイオンモール四條畷でできるようになる」など連携を進めてきましたが、今後はさらにそのような取り組みを強化する模様です。
協定を結ぶメリット(報道陣から質問がありました)については、以下のような点が挙げられるとのこと。
〈寝屋川市長〉
・寝屋川市でやっていることを多くの人にPRできる
・マイナンバーカードの取得率が上がったりするなど行政上の効果が期待できる
〈四條畷市長〉
・少子化が進むなど社会構造が変化しており、連携が必要
・災害時の協力など、これまでやってきたことを目に見える形にすることができる
〈イオンリテール近畿カンパニー支社長〉
・地域社会に対する貢献
・両市民に対するサービスの向上が期待できる
両市で最大の商業施設であるイオンモール四條畷を活用することにより、地域の活性化や市民サービスの向上につながれば良いですね。
【地図】
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