寝屋川市内には木造住宅が密集し、大地震の際に起きる延焼火災に対して「最低限の安全性」が確保されず、延焼に弱いと国が認める地区が216haあるらしいです。
LINK:(災害大国 あすへの備え)地震の延焼対策進まず 危険性高い街 14都府県に(8月31日付朝日新聞)
朝日新聞に特集されていました。「最低限の安全性」が確保されていない地域とは、1haに80戸以上が密集し、公園や道路のような空間と耐火建物が占める「不燃領域率」が40%未満の地域を指すそうです。
実際に一覧表を見てみましょう。(冒頭のリンク先は有料会員しか閲覧できないので、紙媒体から引用しました。)
まず全国の数値です。
(朝日新聞から引用)
これではデータが多すぎてスマホで閲覧されている方はワケワカメ状態だと思うので、大阪府の数値を抜き出してみます。
(朝日新聞から引用)
守口、門真、寝屋川と京阪電車の自治体が多く輩出されています。京阪沿線は方角的に鬼門とされたために開発が遅れ、戦後に文化住宅が急速に増殖したことと関係ありそうですね。
寝屋川は216haとなっています。ちょっと想像しづらいですが、学校のグラウンド200個分ぐらいでしょうか。寝屋川は全国の市区町村の中で6番目、大阪府で3番目の数値となっています。
寝屋川よりも上位の都市は、ほとんどが大都市です。人口と面積を考えると、寝屋川は全国でも有数の密集地区なのかもしれません。
なんとなくゴミゴミしているのも昭和の趣があっていいですけどね。
しかし、阪神大震災では木造住宅密集地域の長田区で大規模な火災が発生するなど、防災上問題があるようです。かといって、耐火住宅への建て替えはお金がかかりますし、自分の土地を道路や公園として提供するのはほとんどの人が嫌でしょうけどね…。(寝屋川って都会なのか田舎なのか分からないですね…。)
忘れた頃にやってくる?統計的なデータで寝屋川を見てみるコーナーでした!(忘れたころに農家の割合などをやってみたいと思いますw)
【関連項目】
・寝屋川の町別人口密度を表にしてみました。ゴミゴミしているのはどこ?
・寝屋川の人口統計推移をグラフにしてみました。枚方や門真との違いは?