京阪萱島駅で線路に転落した人を救助した2人が感謝状を贈呈されています。
寝屋川消防署長から感謝状が贈呈されたのは、現場に居合わせた寺口剛(てらぐち つよし)さんと吉澤智香(よしざわ ちか)さん。
枚方寝屋川消防組合の発表によると、2月4日15時00分頃、萱島駅大阪方面行きのホームで電車を待っていた高齢女性が突然意識を失い、線路に転落。
それを目撃した人達がホームに設置してある緊急停止ボタンを押し、寺口さんが自身の危険を顧みず線路に降りて救助を行いました。転落した女性に声をかけると意識があったため、すぐに抱きかかえ、吉澤さんほか数名の人達と協力して、 ホーム上に引き上げ無事に女性を救出しました。
その後も寺口さんと吉澤さんが付き添いながら、現場に到着した救急隊に引き継いだため、早期の病院搬送につながったというもの。
この功績に対して、2月28日に寝屋川消防署で感謝状の贈呈式が行われました。
贈呈式の様子↓
贈呈式が始まると、眞先良次寝屋川消防署長が感謝状を読み上げて贈呈。会場には拍手が巻き起こりました。
感謝状の贈呈後も寝屋川消防署長から2人に感謝の言葉が伝えられました。
贈呈式後のインタビューの内容↓
寺口さん
ベンチに座っていたら『落ちた!』という声が聞こえました。次の電車まで5分ほどあるのが分かっていたので、線路に降りて救出することにしました。降りた時は『ホームの下のくぼみに引きずり込むぐらいはしなければ』という思いでした。
吉澤さん
突然女性の方がふらっと線路に転落するのを目撃しました。
私は線路に降りなかったのですが、協力してホームに引き上げることができて良かったです。
お2人とも寝屋川市外の在住で、この日はたまたま萱島駅を利用されたのだとか。
女性がホームに転落したのは一瞬のことだったそうですが、電車が来る時間などを冷静に考えて行動に移し、救助できたのは良かったですね。
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