大阪府内の市町村の2018年度(平成30年度)決算見込みが大阪府によって発表されました。
政令指定都市(大阪市と堺市)を除く市町村の財政状況が財政指標や様々な比率などを用いて公式ホームページ上に公開されており、自治体・経年間の比較ができるようになっているのが特徴です。
今回の記事では寝屋川市の財政状況を他の市町村とも比較しながら見ていきたいと思います。
まずは寝屋川市の歳入と歳出です。(元データはこちら)
〈2018年度〉
・歳入総額:851億9000万円
・歳出総額:834億円8000万円
・歳入-歳出=17億1000万円
・翌年度に繰り越すべき財源:5100万円
・実質収支:16億5900万円(実質収支比率:3.6%)
・単年度収支:4500万円
・経常収支比率:93.4%
〈2017年度〉
・実質収支:16億1400万円(実質収支比率:3.5%)
・単年度収支:7600万円
・経常収支比率:93.6%
寝屋川市の2018年度の黒字額は16億5900万円となりますが、これは府内で5位の数値です。
・豊中市:30億1100万円
・東大阪市:25億7900万円
・吹田市:24億5600万円
・箕面市:19億4000万円
・寝屋川市:16億5900万円
続いて経年間で比較すると、大阪府内では2012年度から7年連続で赤字団体0となっており、寝屋川市は2004年度から黒字を継続しているとのことです。
他にも歳出に占める人件費の割合は11.5%で40位(2番目に小さい)、公債費比率は7.2%で34位(8番目に少ない)、扶助費率(扶助費/歳出総額)は35.7%で5位など、色々な指標で自治体間の比較ができるようになっています。(これらの数値のみ2017年度の数値を紹介しました。)
公開されているデータが多くて理解するだけでも大変だった(一部しか紹介できなくてすみません)のですが、様々な数値を他の自治体とも比較しながら見ることができるので、関心のある方は参照してみてください。
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※「-」さん、情報提供ありがとうございました!